我が身死地とならん 此れより先は死者の路 通りたければ置いてゆけ 首と三途の渡し賃 嗚呼、知らなかったよ 俺は持っていたんだね 絶望出来るだけの希望と 狂えるだけの正気 命の音を聞く ゆるやかな拘束 もっと強く縛り付けてくれればいいのに わたしのうえにふるゆきは まわたのやうでありました たとえ手足をもがれようと この首ひとつ あればいい 咽ぶ